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「スペクテイターシューズ」

June 19 2013

こんにちは、SHETLANDFOX日比谷店の竹本です。
少し前に、上野動物園のパンダ「シンシン」に妊娠の兆候があるのでしばらく一般公開を控えますというテレビニュースを拝見しました。まだ妊娠は未確定だそうですが、カワイイ赤ちゃんを授かっているといいですね。
ところで、SHETLANDFOXにはパンダのように2色の色を配した靴がございます。ふと、このような配色の靴を何と呼ぶべきなのか気になってしまいました。ツートーンカラー?コンビネーションカラー?バイカラーという表現も耳に致します。もちろんどれも間違いではなく正解と言ってしまって差し支えはないのですが、なんとなくしっくり来ません。奥の深いメンズファッションの世界です。もっとトラディショナルな呼び名もあるのでは?と思い、まずは手持ちの靴用語辞典を開いてみることに致しました。
すると...載っておりました!スペクテイターシューズ(spectator shoes)という呼び名が!白×黒や茶など白色ベースのコンビカラーのオックスフォードをさすようです。
スペクテイターには「スポーツを観戦する人」という意味があり、クリケットやポロ、テニスなどのスポーツ観戦の場やスポーツ倶楽部で頻繁に履かれていた靴のことだそうです。元々は上流階級のレジャー用シューズだったのですね。選手の履いていた靴を観客側が真似をして取り入れたようなので、今で言うと贔屓チームのユニフォームやチームカラーをサポーターが身に着けるのに近い感覚だったのかもしれません。当時はデザインにはっきりした決まりは無かったようで「スポーツ観戦時に履く靴」イコール「スペクテイターシューズ」だったようです。
では、いつ頃から白ベースのコンビカラーをスペクテイターシューズと呼ぶようになったのかは、実ははっきりしていません。古い貴族の写真などを見ますと、現代の感覚では考えられないほど皆きちんとした格好でスポーツをしていますよね。上流階級ではスポーツ観戦も社交の場です。スポーツを見る側にもそれなりの格好やおしゃれが求められたことでしょう。白には潔白なフェアプレーの精神が反映されていたともいいますし当時のクリケットやテニス選手のユニフォームは全身白でした。そう考えるとスポーツシーンでの白はオフィシャルな色だったのかもしれません。
明るい野外で見る白を基調とした服装にポイントとして合わせたコンビネーションのデザインは際立っておしゃれで当時の人々の心を掴み、次第に定着していったのだろうと考えられます。

そして時はくだり、1920~年代では野外用のドレスシューズとして白×黒のコンビネーションが大人気になります。
避暑&リゾート地での紳士の装いでは揺るがぬ定番になったそうです。
パナマ帽に白のスーツ、足元はスペクテイターシューズ...何となくイメージが湧いてきますね。

その後は日常でも履かれる様になり、アメリカのJazzミュージシャンや俳優達にも愛されました。どことなく華やかでショービズ的なイメージはこの辺りから来ているようですね。
皆様も昔の外国映画やドラマなどの装いでご覧になった記憶があるかと思います。おりしもスペクテイターシューズの全盛時代を背景にしたハリウッド映画も現在公開されております。
イケメン俳優に対抗して足元をSHETLANDFOXのスペクテイターシューズで固めてお出かけになられるのも面白いかもしれません。
今回調べてみて、他のドレスシューズに比べて格式ばったルールがないのがスペクテイターシューズの大きな特徴のように思いました。時代時代の人々の自由な発想でコーディネートに取り入れられたのに習って、皆様もスペクテイターシューズを楽しんでみてはいかがでしょうか?

スペクテイターシューズ①【アーバイン】.jpg
モデル|アーバイン
デザイン№ |3077 
色|WB.WBR 
サイズ | 5.5~9.0(23.5~27.0㎝)
価格 | ¥47,250(税込)

スペクテイターシューズ②【エジンバラ】.jpg
モデル|エジンバラ30周年限定モデル
デザイン№ |524F 
色|WB.BGBR 
サイズ | 5.5~9.0(23.5~27.0㎝)
価格 | ¥52,500(税込)

※TOP画像及び本文中の参考資料は
  エスカイヤ版・20世紀メンズファッション百科事典(日本語版) 
    株式会社スタイル社発行  を参照いたしました。

【SHETLANDFOX 日比谷店 竹本】

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